モスキーノ、モード魂に火を点けるグラマラスなコレクション。【ミラノ 4】 壊れたグランドピアノ、

モスキーノ、モード魂に火を点けるグラマラスなコレクション。【ミラノ 4】
壊れたグランドピアノ、その上にはシャンデリア、置き去りのソファや鏡、絵画、額縁…廃墟となった貴族の館を模した会場で行われたモスキーノのショーは、バイクのエンジン音とギターロックとともにスタート。レザーやチェーン、ジップアップを多用したハードでセクシーなコレクションだ。クリエイティブ・ディレクターのジェレミー・スコットがインスピレーションソースとしたのは、15世紀末にドミニコ会の聖職者がフィレンツェで「虚飾の焚刑」と称して美術作品や本、家具などを焼き払ったことだ。

美しいものがすべて燃やされたことから、このコレクションでも裾が焼き焦げたジャケットや焦げ穴の開いたシルクハット、ドレスが登場した。またタバコのパッケージを模したミニドレスやマッチをモチーフにしたバッグ、喫煙の警告「Smoking Kills」を「Fashion Kills」とパロディにしたリュックなどジェレミーらしいユーモアも。
http://www.vogue.co.jp/collection/news/2016-02/27/moschino